結婚前の女性の勘違い

つまり、いままで申し上げてきたことを、一言でいえば、男性にあっては、愛情と性欲が、しばしば別食であり得る、ということです。男は愛情がなくても交わることができるのです。男の性欲に必ず愛情が伴奏している、いや、性欲は必ず彼の愛情からでてくるのだ。lこういうふうにお考えになったら間違っています。これは、たいへん大切なことだと思います。こういう男の本質を知らなかったために、あるいは誤解したために、いままで、どれほど多くの悲劇や誤解が、男女の間に起ったことでしょうか。あなたはツヴァイクの『女の二十四時間』という小説をお読みになったことがありませんか。あるいはまた、この小説を映画化した『哀愁のモンテカルロ』という映画を見ませんでしたか?この小説は男の性的欲望というものについて、ひとつのはっきりしたタイプを示しています。四十歳をすぎた美しい未亡人が、モンテカルロの賭博場を見物にゆき、そこで、バクチに負けて一文なしになり、絶望のあまり、自殺一歩前の青年にぶつかりました。彼女はこの青年を救いたいと思いました。(それにしても、何としばしば、女性というものは、困った男、弱りきっている男性を救いたがるものでしょうか!’)彼女は青年の後を追って、絶望した青年に話しかけ、無理やり彼をある宿屋に泊らせます。金をあたえて、明日故郷に帰るようにすすめます。ところが、この世に全く絶望しきった、明日は自殺しようと考えているこの青年は、その夜、最後の情熱にすがりつくようにして、この未亡人の肉体を求めたのです。(男性の性欲は、彼が絶望しきったときに、とつぜん燃え上がるものだということを記憶しておいてください。)ふたりは不思議な一夜を明かしました。lそれからさき、このふたりが、二十四時間のうちにどういう経験をしたか、私はいまそれをお話する余裕をもっていませんが、とにかく、この短い小説は、性欲における男女の相違を、非常にはっきりと描いています。いちど、よんで見てください。もし、あなたが恋愛向きなら、将来の結婚に向けて経験値を増やしましょう。

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